ページの先頭です。 ページの本文へ サブメニューへ メインメニューへ フッタへ
HOME > 技術情報 > 都市ごみ焼却・産業廃棄物焼却施設 > ボイラ及び水・蒸気系配管 健全性診断

ボイラ及び水・蒸気系配管 健全性診断

ごみ焼却炉の運転環境は、ボイラ設備にとって大変過酷なものとなっています。故にボイラ設備のある程度の経年劣化は避けられません。経年劣化が進行すると水漏れ、蒸気漏れ等の事故が発生する可能性がありますが、これらの事故が発生すると緊急埋火を行うこととなり、ごみ処理計画の変更を余儀なくされるばかりでなく、高圧・高温水及び蒸気等による人身事故に繋がる危険性もあります。そこで、計画的な維持管理費の立案により、安心・安全・安定稼動をご推奨します。

健全性診断のご提案

ボイラを一定期間運転した後、特定部位には経年的な劣化が生じてきます。これらは、通年点検では正確な判定を行うことは難しいものです。
その為、設備の保守を的確に実施する為には、管材の信頼性評価、即ち経年変化の挙動の把握と余寿命判断の健全性診断が不可欠です。(電気事業法施工規則第94条に精密点検の実施及びその時期について述べられています)プラントの安心・安全・安定稼動の長期継続を目的として、お客様の運転データ並びに当社グループの点検整備データを基に稼動年次ごとの健全性診断をご提案致します。

診断ポイント

経年劣化は形態や部位が異なりますが、腐食・磨耗、疲労及びクリープに大別されます。
場合によっては、それらが複雑に絡み合って発生することもあります。

水処理設備のポイント

水処理に起因する各種現象の中にはごく短時間に現れるものと5年、10年と長年にかけて現れるものとがあり、現状、問題無く運転されても油断は禁物です。

  • 復水のPH管理
  • 脱気器性能の管理
  • 原水中有機物の管理
  • ボイラ水のPH管理
  • ボイラ起動時の水質管理

健全性診断の位置付け

経過年数に応じた適切な診断と総合的な評価が重要です。

時期日常毎年7~10年経過/その後約5年経過毎
点検名称日常点検通常(年次)点検健全性診断
点検項目例
  • 巡回点検
  • 水質管理データ
  • その他運転データ
  • 灰付着状況確認(清掃)
  • 外観目視確認
  • (外面からの)肉厚測定
  • 付着灰の成分分析
  • 広範囲にわたる詳細調査
  • スケール、スラッジ分析
  • 抜管調査

総合評価

健全性診断結果に加え、日常/通常点検結果も含め、総合的に評価します。

健全性診断の方法について

現地調査

通年の定期整備における点検以外に、数年に1度は詳細な現地調査をお勧め致します。

ボイラ部

  • 定期整備における点検部位に更に周囲を追加し、広範囲にわたる詳細調査の実施。(水浸UT等)
  • 肉厚計測の実施及び付着灰のサンプリングにより、腐食要因の分析、評価を実施し、経年劣化状況の確認。
  • 又、ドラム内や管寄せ内のスケール・スラッジの付着推積状況から水処理等の良否の確認。
    (注)材料の劣化についても試料管を採取(抜管)することなく組織調査(レプリカ調査)や硬度調査を行い、評価する技術もあります。

蒸気・水系配管

  • 定期整備における点検部位から代表的な偏流発生部位を選定し、管外面から詳細肉厚計測の実施。

抜管調査

通年の定期整備における点検以外に、数年に1度は詳細な現地調査と共に抜管調査をお勧め致します。
(運開後、50,000時間以内までに実施することをお勧め致します。)

健全性診断結果に基づく処置について

各種診断の結果、ボイラ及び水・蒸気系配管の経年劣化が著しいと判断された場合には、該当部位の部分的あるいは全面的な更新をお勧めしています。又、スケールの付着が著しい場合には、化学洗浄をお勧めしています。
(注)診断結果で現状を評価、設備の余寿命を予測し、将来の更新計画等のご提案も致します。

ページのトップへ戻る