ボイラーチューブ減肉対策 金属溶射技術
金属溶射技術の採用により従来のボイラーチューブの減肉が激減
提案要旨
ごみ焼却炉のボイラーチューブは、強い腐食雰囲気で運転しているために、チューブの減肉量は年間約0.1~1.5ミリメートル程度になり、特にボイラー過熱器管(SH管)は数年毎に抜管補修を繰り返しています。
そこで、チューブの減肉対策としてチューブ表面に自溶性合金メタル(ダイヤモンド・ジェットコート)を溶射し特殊な金属保護膜を形成することによってチューブの延命化が図れます。
溶射皮膜は、腐食雰囲気の強い箇所で約4年間以上の耐食・耐久性が実証されており、信頼性の高い技術です。
装置特長
金属溶射技術には、次の2方式があります。
- 自溶性合金メタル(ダイヤモンド・ジェットコート)・・・NiCrSiベース(溶射材質)
- ワイヤー溶射(ガス式)・・・80Ni20Cr+Al(溶射材質)
ダイヤモンド・ジェットコートによる溶射方式は、従来あるガス式溶射に比べ、結合力、皮膜硬度耐久性等全ての面において優れております。特筆すべき事項として、皮膜の気孔率が0.5パーセント以下(ガス式は10パーセント以下)と非常に緻密な状態であり、皮膜内への腐食性ガスの侵入が皆無に近く、ボイラーチューブを保護します。

施工
- ボイラー過熱器管は工場で溶射管を製作して、現地取付作業(抜管作業)となります。(参考図参照)

ボイラー過熱器管の溶射箇所
- ボイラー水冷壁管は、既設チューブに直接溶射(現地作業)が可能です。(写真参照)

実績
| 1996年~2010年 | 各都市 27プラント | 120工事 |
|---|
