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IGR(炉内排ガス再循環)

当社では、長年の実績のある三菱・マルチンストーカ炉をベースとして、プラントのイニシャルコスト、ランニングコスト、メンテナンスコストを総合的に低減する目的で炉内排出ガス再循環システムを開発しております。
本技術は、現在までに卓上検討、シミュレーション、小型試験炉の実燃焼試験、2008年3月には実機燃焼確認試験を完了し、実機商談対応中です。

炉内排ガス再循環システムとは

おき燃焼部の酸素が多く残った排ガス(酸素濃度20パーセント程度)を引き抜き、これを再循環ファンにより炉内に吹き込むことで、これまでの二次燃焼空気供給量を削減し、燃焼空気を効率よく燃焼に寄与させることができます。これにより、三菱・マルチンストーカ炉の特長である“ストーカ上での活発燃焼”を阻害することなく、トータルの空気過剰率を下げることが可能になるもので、主要な特長は以下のとおりです。

  • ガス化炉に匹敵する排ガス量低減(λ ≒1.3~1.4、炉出口 O2 濃度約6パーセント)
  • 二次燃焼域の高温化(従来燃焼比+約100度)

従来型

炉内排ガス再循環システム

炉内排ガス再循環システムのメリット

従来ストーカに比べてのメリットは以下のとおりです。

  • 排ガス量低減により、排ガス処理系等の設備がコンパクトになります。
  • 排ガス量低減により薬品使用量(特反剤、活性炭等)や誘引通風機の消費電力を低減できます。
  • 低空気比高温燃焼及び排ガス量低減のためボイラ効率が向上し、タービン発電量が増加します。
  • 二次燃焼域の高温化により、低負荷や低質ごみ運転時でも、助燃バーナの使用を最小限に抑え、燃料費の低減、CO2排出量を抑制できます。

既存施設への適用

本システムは、新設プラントへの適用はもちろんのこと、既存の三菱・マルチンストーカ炉への適用も可能です。以下に標準的な改造内容を示します。

  • 再循環ファンの設置
  • サイクロンの設置
  • 炉後壁部に再循環ガス引抜用の開口部設置
  • 炉後壁部から再循環ファン経由、前後OFAヘッダー・ノズルまでのダクト、ダンパ設置
  • 空冷壁の設置
  • ボイラ第2キャビティに赤外線センサ設置
  • ボイラ出口に酸素濃度計設置
  • 上記にかかわる電気計装工事
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